【試合レビュー】バスケ日本代表、敵地で中国に92-73快勝!2次ラウンド進出決定|渡邊雄太16得点【W杯アジア予選Window3】

試合レポート

2026年7月3日、FIBAワールドカップ2027アジア地区予選Window3の中国戦(アウェー)で、バスケットボール男子日本代表が92-73の快勝を収めました。この勝利で日本は1次予選を4勝1敗とし、2次ラウンド進出が決定。筆者はこの試合をスポーツバー「HUB」のパブリックビューイングで観戦しましたが、日本の速攻が決まるたびに店内は大歓声。完全アウェーの敵地とは思えないほど、日本中が(少なくともHUBの店内は)一体になった夜でした。この記事では、試合の流れと勝因、そして千葉ジェッツ勢の活躍を振り返ります。

試合結果|日本 92-73 中国

大会FIBAワールドカップ2027 アジア地区予選 1次予選 Window3
日時2026年7月3日(金)
開催地中国・遼寧(アウェー)
結果日本 92-73 中国(日本の1次予選通算成績:4勝1敗)

クォータースコア

1Q2Q3Q4Q合計
日本2228241892
中国2119191473

全クォーターで日本が上回る、内容のともなった19点差の完勝でした。

試合の流れ|序盤の我慢から、走って走って突き放す

立ち上がりは一進一退の我慢の時間帯が続きましたが、第1Q終了間際に富永啓生の3ポイントで逆転に成功(22-21)。第2Qに入ると日本が一気に主導権を握り、このクォーターだけで28-19と突き放して、前半を50-40の2桁リードで折り返します。

後半に入っても日本の勢いは止まりません。第3Qも24-19と加点してリードを15点に拡大。第4Qも危なげなくリードを保ち、最後まで2桁リードを譲らないまま92-73で試合を締めました。この試合、日本は速攻から23得点を記録。敵地の大観衆を沈黙させる、日本らしい「走るバスケ」が存分に発揮された一戦でした。

勝因を考える|「速いペース」と「2桁リードの維持」

筆者がHUBで観ていて強く感じたのは、試合のテンポを終始日本が握っていたことです。序盤こそ点差は競りましたが、ディフェンスからの切り替えで走る日本のペースは崩れず、中国に「自分たちのバスケ」をさせませんでした。ファーストブレイクの23得点という数字が、それを裏付けています。

そしてもうひとつの勝因は、後半に入っても2桁リードを保ち続けたこと。2月のホームでの中国戦(80-87で敗戦)では、リードを守り切れずに逆転を許しました。今回は前半で作った10点のリードを、第3Qでさらに広げる理想的な展開。相手に「いけるかも」と思わせる時間帯を作らなかったことが、完全アウェーでの快勝につながったと感じます。

個人では、ジョシュ・ホーキンソンがチーム最多の27得点・4リバウンド・3アシスト・2ブロックと大黒柱の働き。佐々木隆成が16分の出場で13得点、馬場雄大が9得点・10リバウンド・5アシストと、それぞれの役割を全うしました。

千葉ジェッツ勢の活躍|渡邊雄太が16得点

千葉ジェッツファンとして注目したいのが、ロスター12名に選ばれた渡邊雄太原修太の2選手です。

渡邊雄太は約30分の出場で16得点・4リバウンドと、ホーキンソンに次ぐ得点で勝利に大きく貢献。日本代表の大黒柱としての存在感を、敵地でも堂々と示してくれました。原修太も12名のロスター入りを果たし、代表の一員としてこの大一番を戦っています。

なお、直前合宿に参加していた金近廉は、中国戦では惜しくも最終ロスターから外れました。しかし続く7月6日の韓国戦ではロスター12名に選出。代表での経験を一歩ずつ積み重ねる若きウイングの飛躍が、ますます楽しみです。

HUB観戦記|店内が揺れた夜

筆者は今回、スポーツバー「HUB」でのパブリックビューイング観戦でした。平日の夜にもかかわらず店内は代表戦を観に来たファンでにぎわい、序盤の競り合いでは祈るような空気が流れていましたが、第2Qに日本が突き放してからは一変。速攻が決まるたびに歓声と拍手が起こり、勝利が決まった瞬間は見知らぬ人同士で乾杯する盛り上がりでした。

代表戦は、ひとりで配信を観るのも良いですが、大画面をみんなで囲む観戦は熱量がまるで違います。7月6日の韓国戦も、お近くのスポーツバーやパブリックビューイングで観戦してみてはいかがでしょうか。

この勝利の意味と、次戦・韓国戦

この勝利で日本は1次予選4勝1敗とし、自力で2次ラウンド進出を決めました。報道によれば、W杯予選での中国戦勝利はこれが初めてとのこと(出典:デイリースポーツ)。歴史的な一勝と言っていいでしょう。

次戦は7月6日(月)、アウェーでの韓国戦です。Window3の連戦を連勝で締めくくれるか。引き続き日本代表、そして千葉ジェッツ勢の活躍に注目しましょう。大会の仕組みや予選のこれまでの結果は、こちらの解説記事にまとめています。

まとめ

  • 日本代表が敵地・遼寧で中国に92-73の快勝。全クォーターで上回る完勝だった。
  • 速攻から23得点。「走るバスケ」で終始試合のテンポを支配。
  • 後半も2桁リードを保ち続け、2月の雪辱を果たした(W杯予選で対中国初勝利)。
  • 千葉ジェッツの渡邊雄太が16得点・4リバウンドの活躍。原修太もロスター入り。
  • 1次予選4勝1敗で2次ラウンド進出決定。次戦は7月6日の韓国戦(アウェー)。

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